2.

   そのとき、横になって固く目をつぶっていた少女の耳に、低くやわらかなチェロの音が聞こえていた。哀愁を帯びた音色が広い教会の講堂に響き渡る。緩急をつけて自由に奏でられる音色は不思議な落ち着きを少女にもたらした。肩のこわばりが消え、少女は音色に身をゆだねる。ハジの奏でる音はいつだって心地よかった。トリル、ターン、アポジャトゥーラ。技巧だけではこんなに深い音は出せない。懐かしい18世紀の曲から古典的な曲をチェロ用に編集したものまで、ハジの弾く曲は本人の好みに合わせて落ち着いた中にも抑えた感情を含むものが多かった。言葉にできない想いが伝わってくる。
   やがて唐突に曲調が変わった。
「ハジ・・・・」
   それまでのどこか憂いに満ちた調べとは異なって、楽しげな喜びに溢れた曲だった。クリスマス賛歌。いくつかの懐かしい曲がハジの生み出す弦の響きに乗せて流れ出していく。『動物園』の時代によく弾かれていた曲から、当時には無かった曲に移ったときには小夜の目は丸くなり、いつの間にハジはこんな曲を習得したのだろうといぶかしんだ。青年が他の人間達の営みに興味があるようには思えなかったからだ。
   だが一通りの曲が終わり、青年が夢から覚めたように伏せていた目を上げると、少女は毛布とクッションに埋もれた間に合わせの寝台に起き上がって感心したようにこちらを見ていた。今にも手を叩いて拍手を贈りそうな勢いだった。
「すごい」 少女の感嘆の視線を感じると、青年は慎ましやかに目を伏せる。
「今日が聖誕祭前夜クリスマス・イブだってハジ、知っていたんだね」
「・・・・街に聖週間の飾りが溢れていましたから」
   いつの間にか二人の間にあった一線が消えていることに小夜は気がついた。こうしてさりげなく手渡してくれる想いが確かにある。
「きっと。きちんとした教会では皆が集まって、クリスマスの礼拝をして、ご馳走とプレゼントと・・・・」
「小夜・・・・」
   青年の心配そうな瞳に首を振って少女が言った。
「ううん。淋しいって訳じゃないよ。もしも大勢でクリスマスをお祝いしたいのなら、日本に行けばいいことだし、奏や響だっているし・・・・。ただ、こうやってイブの日に誰もいない教会でハジと二人でいることがね――」
   なんだか不思議なんだ。そう言って少女は笑った。記憶というのは不思議なもので、同じ出来事であってもそのときによって甦り方が違う。小夜にとって今という時間は穏やかなものとして存在しているのだ、と青年はほっとするような気持ちで思った。同時に青年の中にも甦ってくる思い出がある。




   ずっと昔。動物園の時代、ジョエルの家の中で行われた形だけのクリスマスのお祝いがあった。無神論者のジョエルは、クリスマスに司祭を呼ぶことはしなかった。当時でも珍しいことで、家人の無言の不興を買っていたが、大富豪であり当主たるジョエル・ゴルトシュミットの意向に誰が逆らえようか。だが同時にジョエルはささやかな祝い事を与えてやることの大切さを良くわかっていた。うちうちで行うクリスマスの行事だけは毎年欠かさずに執り行われた。数々の祝祭の飾り。クリスマスに必要なご馳走。小さな人形入りのケーキ。ウィーンから取り寄せられた珍しい砂糖菓子。色とりどりの硝子で飾られた大きな木。普段は小夜のことを遠巻きにしているような使用人達も、この日ばかりは得意げにジョエルからのプレゼントを配り歩く小夜の姿を心待ちにして、可憐な少女の一挙一動に注目する。美しく染め分けられたリボンの束。プレゼントの箱。ジョエルからのプレゼントは、小夜とハジの二人にとっても特別なものだった。小夜には新しいドレスのときもあったし、飾り櫛だったり、洒落た首飾りや耳飾だったこともあった。小夜のお気に入りだった細工の見事なブラシもあった。あれはどこに行ってしまったのだろうか。ジョエル72歳の誕生日に、あの惨劇の焔に消えたのだろうか。
   小夜に合わせるようにしていつの間にかハジの分も用意されていた。細工の施されたナイフであったり、新品の馬具一式だったり、真新しいチェロの弓だったり。一度はシンプルだが実用的で丁寧な仕事の時計だったこともあった。プレゼントの包装が解かれるたびに上がる歓声。それをジョエルは目を細めて見守っていたものだった。あの瞳の中には確かに慈愛の表情があった。と青年は思った。たとえ自分たちが、翼手の実験の一環として『動物園』で育てられたのだと後から知らされたとしても、そのときの表情に嘘は無かったと思う。人間が持つ打算と歪んだ笑顔。幼いときから人間の大人の視線をいやというほど味わってきた青年は愛情に餓えてはいてもそれらの感情には敏感だった。ジョエルにはそれらの歪みをほとんど感じなかったのだ。
   だが一方で、ジョエルの中に存在している感情は優しさだけではなかったことも彼にはわかっていた。小夜というのは何モノであるのか、二人の間にある時間と肉体的特性の差を思い知ったとき、青年は『動物園』における多くの謎の中の一番大きなこの謎に突き当たった。既にそのときに青年は自分の人生を小夜の傍らで過ごす決意を固めていた。小夜とは何者か、そしてジョエルはどうしようとしているのか。自分は何のために小夜の友達として『動物園』に連れてこられたのか。青年が小夜の傍らに居続けるためにはどうしてもその答えを必要としていたのだ。だがこの問い掛けは青年にとっても禁忌であった。それは同時に小夜の「友達」として連れてこられた自分が、ジョエルにとってなんなのかという問い掛けも含んでいたからである。慈愛言う名の甘い衣に隠されている興味と責任。その奇妙なジョエルの眼差しも確かに彼は知っている。だがジョエルは心の底から、できるだけ長い間この幸せな平和な時間が続いていくことを望んでいるようにも見えた。この老人が答えることができたのは、生命そのものの不思議さを語ることと、自分の時間が短いということだけだった。
   それがジョエルのやさしさでもあったのかもしれない。『動物園』で紡がれる夢。寂しい老人が得ることのできた、たった一つの家族。仮初の望み。その果てに、自分たちの運命がどうなっていくのか。青年は不安と共に小夜の淋しい本心を受け止めることしか出来なかった。
   屋敷が燃え、のちに『赤い盾』となるゴルトシュミットの一族の元に身を寄せて、自分たちがなぜ『動物園』に連れてこられたのかを知ったとき、青年の中には奇妙な諦観が湧いていた。ジョエルのあの眼差しの意味がやっとわかったような気がした。
   広大な実験の一環。観察対象。その意味を小夜には知らせたくなかった。小夜がその事実を知らされたとき、少女は真っ青になったが唇を噛み締めて黙ったまま拳を震わせていた。
   『でも・・・・。でもジョエルは私にやさしかった。私の我儘を、私の言うことを何でも聞いてくれた。私に――。私に触れてくれたもの』
   青年を除けば、躊躇ためらいも無く少女に触れたのは、ジョエルだけだったのだ。運命への怒りと悲しみ。たとえジョエルの興味を満たすために作り出された存在であっても。小夜にとって『動物園』というのは世界のすべてであり、ジョエルはその世界に存在する太陽だった。あのときからだった。小夜が頑なな意志を抱き、何が何でも翼手を根絶しようと思いつめるようになっていったのは。
   ジョエルのやさしい眼差しの元で、他人と異なる自分を痛感してはいたものの、それ以外は何不自由なく育てられた小夜が、ときに厳しい好奇と侮蔑の目に耐えながら、己を武器として鍛え上げ、殺すための技を覚え、戦士へと変貌していく。自分自身も同じような視線に曝されながら、少女が取った茨の道を見守らねばならないことは、青年にとっては己のこと以上の苦しみだった。少女にとってこの道を突き進むためにどれだけの覚悟と哀しみが必要だったのか。ディーヴァに対する武器としての生き方。青年への胸を切り裂くような後悔と申し訳なさをも飲み込むようにして、小夜はその小さな手でディーヴァ共に滅ぶ道を選択したのだ。ジョエルのおぞましくも傲慢な罪の結果がこれだった。
   だが一方でジョエルが小夜に与えた愛情を、青年は否定することができなかった。後ろめたさと背中合わせの愛情。小夜の言うことを、小夜の望みを何でも叶えた、あれはそういう意味だったのだろう。だからこそベトナムで離れ離れになった後に沖縄で再会したとき、それまでの記憶を失っていた小夜がジョエルの愛情だけを思い出したことに青年は安堵した。ジョエルの最終的な意図がなんであれ、そのことはジョエルが小夜に与えたものが豊かなものだったという証拠だった。我儘で気まぐれではあったが、まさにその愛情が小夜の精神を形作り、ハジに対しても不器用だが確実に豊かな想いを湧かせたのだった。
   青年がこんな風に最初のジョエルのことを思い出せるようになるまでには長い時間がかかっていた。小夜が決して知ることの無い時間。小夜の最初の眠りの時間の中で、ジョエルを恨んだこともあった。小夜の悲しみと絶望を考えると決して許すこと出来ないと思ったこともあった。だがジョエルを否定してその愛情を否定することは小夜の中の、ジョエルが少女の中に与え、育てた愛情をも否定することだった。不器用でやさしいその手のやさしさをも。長い長い苦悩の中。その中で青年はいつしかジョエルを許し、小夜に通じるすべてを肯定するようになっていった。




「・・・・ハジ?」少女の心配そうな声で青年は我に返る。
「どうしたの?」
「なんでもありません」
   ジョエルの思い出は思い出のまま少女の中に眠らせておいた方がよいと青年は思っていた。少なくともジョエルとのクリスマスの思い出は――。生きていくには楽しい記憶も必要であり、小夜にとっても『動物園』でのクリスマスの思い出はそのひとつだった。
   『動物園』の思い出も、沖縄での思い出も。人の中に身をおいて、人間と同じような感情と関係性を求めながら、生きるためには人の生き血を必要とする。翼手とはなんと矛盾に満ちた存在なのだろうか。あの人間を餌としてしか見ることのできなかったディーヴァでさえ、本当に欲していたものは人間と同じように家族の温かな絆だった。ましてほとんど人間の少女と言っていい精神を持ち、心根のやさしい小夜にとってその自己の矛盾が時折耐えられないほどになるだろう。
   自らのあるべき姿を持たず――
 青年はかつての主筋であり、ディーヴァのシュヴァリエであったアンシェルの言葉を思い出していた。人間に依ってあるべき自分を形作っていく翼手の女王たち。
「『救い主の生まれた日』。すべての罪人を救う人・・・・」 気がつくと少女は立ち上がってじっと祭壇の上の十字架を見つめていた。
「いつか。私も許してもらえるのかな」
   その言葉は何の音もしない教会の空漠の中に、ぽつりと吐き出された。人間も翼手も。少女の今までの生の中でどれだけの血が流れていったことか。少女は決してそれを忘れない。人間の『救い主』。翼手である自分たち。今日のこの日は小夜にとって皮肉以外の何ものでもないのではないかという思いが一瞬浮かび上がる。
「小夜・・・・」
「大丈夫だよ、ハジ」 少女は青年の方を見ることなく言葉を発した。ずっと十字架を見つめながら。
「私は生きているから。カイも私に生きて欲しいと言ってくれた。お父さんやカイみたいな人がいてくれるだけで・・・・。神様は私たちを見てくれないのかもしれない・・・・。ううん。ジョエルの言っていたとおり、最初から神様なんていないのかもしれないけど」
   めの言葉をかけることもできず、青年は静かに楽器を置くと立ち上がった。気配を察したように少女が振り向く。赤い目がやさしい彩に濡れていた。
「大丈夫。大丈夫なんだけど、ちょっとだけ・・・・」
   小夜はうつむいて肩を震わせていた。いつの間にかふわりと肩が抱き寄せられる。少女は逃げなかった。
   後から後からその頬を涙が零れ落ちた。自分が切り裂いてきた幾多の生命いのちに涙し、神の救いから取り残されたような自分たちの存在に涙し、ハジの腕のそのやさしさに涙していた。そして他でもないこの最後の感触が、少女の心にかろうじてわずかな温もりをもたらしていた。ハジが距離を置くだなんて、どうして思ったのだろう。
   そっと少女の髪に大きな手が触れた。
「昔・・・・。孤独だった子供に手を差し伸べてくれた人がありました。いつか共に世界へ旅立とうと。そのときから、どんな贅沢な暮らしよりも、日々の糧よりも、その子供にとってはその手は救いとなったのです」
   それはハジ自身のことなのだと小夜は思った。静かなハジの言葉は淡々としていて、自分のことを話しているとは到底思えなかった。
「人それぞれに、その人にとっての救いというのがあるものです。それを見出せるか、見出せないか・・・・」
   少女に話しかけながら、救い主というのが神だというのなら、自分にとっての神は小夜そのものなのだ、と青年はふとそう思った。夜の闇の中に灯るようなたった一つの光。それは彼が人間であった時代も、翼手になってしまってからも変わらずにそこに存在しているのだった。
「ハジ・・・・」
   青年の腕の輪の中からくぐもった声で彼の名を呼ぶ声がした。
「・・・・ありがとう・・・・」
   軽く身じろぐと腕の輪が緩む。少女は身体を起こすようにして青年の静謐な顔を見つめていた。何かを望むことも、欲することもせず、ただ黙って側にいることを選択した青年。誰よりも救いから遠ざけてしまったはずなのに、救いについて語った青年。長い長い時間の中で、ハジの想いのやさしさが、その想いの確かさが降り積もる雪のように胸に染み込んでくる。
   不意に今日のこの日は多くの者たちがそれぞれ贈り物を交換する日だということに小夜は思い至った。焼け付くような想いで一つの感情が湧きあがってくる。誰もいない、この寂れた教会の中で。何かを手渡したい。少女の目が優しい光で揺れていた。小さな声で、そっと青年の名前を呼ぶ。二人の間が特別になってから、身を寄せたとき、このそっと恥ずかしげに呼ぶようになった小夜の声の小さな響きが好きだった。少しだけ背中を反りかえらせながら、身体を寄せるようにして青年の顔を見上げるようになったその動きも。
   もう一度。腕を回して深く抱き寄せようとすると一瞬早く小夜の腕が上がり、青年の両の頬に触れた。温かな小さな手だった。その手が大切なものを包み込むように、何度も何度もやさしい感触で青年の頬を撫でていく。そのやり方はずっと昔、あの『動物園』で淋しさと悔しさに涙した少年を慰めた、不器用な少女のやり方そっくりだった。言葉にすることもできなくて、でも何とか自分の気持ちを伝えようと、自分が知っているすべてで慰めを差し出そうとしていたあのときの少女に。
   寡黙な青年の瞳が熱を帯びて少女を見つめる。
「ハジ・・・・」 少女がささやいた。
「いつも。いつまでも。ずっとずっと・・・・」
   目覚めの三年に、長い眠りのときがあることも、その間ハジが独りきりになってしまうことも少女にはわかっていた。置いていってしまう者が置いていかなくてはならない者に何を言えるのだろう。等しく別れを約束されている者たちの間で。
   それ以上が言葉にならず、けれども何かを言いたくてその唇だけがわなないている。小夜は自分の手がからっぽで、ハジに何ひとつ差し出せないことが悲しかった。受け取るだけで何もできない自分が、すべてを捧げつくそうとでも言うようなハジの深い心に何を報いることができるだろうか。与えられるだけでは辛い。この心は、与えることも欲しているというのに。
   不意に滲むように青年の目が柔らかくなった。
「小夜・・・・」
   言葉で形作る以上の想いを受け取って青年がささやく。少女が目を見開いた。今まで、長い間少女に対して何も求めなかった青年。すべてを許し、すべてを包み込み。ただ一つの愛の言葉。その唯一つの願いが、『生きてください』というあの言葉だった。
   その彼が今、少女に何かを言おうとしている。少女は息を止めて青年の吸い込まれそうな蒼い瞳を見つめた。
「小夜――。私の、小夜」
   主であり、愛する者であり、すべてである少女。秘かな独占欲。今だけの吐露。ハジの言葉が熱い、と小夜は思った。その瞬間、与えることのできない哀しさも、受け取ることしかできない辛さも、まるで結び目が解けるように少女の心の中で溶けていった。
「健やかなときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも――」
   ハジの存在がより近く、より強く感じられて涙が出そうになる。言葉そのものよりも強い想い。寡黙なハジの滅多に無い言葉の強さが小夜に形の無い何かを語りかけ、少女はそれを存在全体で受け止めた。受け取ることで逆に与え、与えることで逆に受ける。
   自分たちは翼手であり、人間ではない。よくわかっていた。死の影の谷を歩む時さえも、人間とは異なる定めを背負っているのだろう。だが今このとき。この一時だけは、人間ではない自分たちも何か生きることを許されて祝福してもらっているような気がした。
   壇上の十字架が小さな焔の光に鈍く光る。
「・・・・私は、あなたに――。変わらぬ愛と忠実を誓います」
   たとえ幻でもいい。ハジからの言葉を受け取るこのときは、永遠の中の一瞬に過ぎなくても幸せを噛み締めて良いのだと思った。この静かな、世界から取り残されたような教会の中で、たった二人だけで過ごす祝祭の日。それは胸の中に暖かく落ちていった。
   遠い時代に共に祝ったあの聖誕祭の前夜クリスマス・イブのように。




   外では天からの祝福のように音も無く、真っ白な雪が降り続いていた。





END

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2009.12.25

  クリスマス・イブに間に合わせようと思いつつ。。遅れてしまって申し訳ありません。。途中全然進まなくなってしまって焦りました。30年後あるいは60年後のお話。カイがどれだけ長生きしているかによって変わります。
   ブログにも書きましたが、二人の萌えポイント要素の一つは、「感情と意思の擦れ違い」だったと思ってます。その辺りを網羅しながら、可愛い話にしたいなあ。。。と思っていたらこんな感じに。お互いが無意識にお互いの救いになっていたら・・・。しかし。書いている人間が恋愛要素なしなので、全然可愛くありません。申し訳ない。途中、「そっちに行かないで~。そっち方面は書きたくないんだから~」と思った方向へ小夜が行ってしまった大変焦りました。無理やり元に戻した感が。。。ハジに甘い台詞を吐かせてみたかった。結局中途半端に終わってしまいましたが。。本来、このサイト扱いのハジはほとんどしゃべらないし、甘い言葉を言わないので、甘い言葉を言わせようとすると、非常に違和感が・・・。と言うか、私の頭の中で抵抗が起こります。ハジの。
   ちょっと何を言っているのかわからないかもしれませんが、ハジの最後の台詞は結婚式の誓いの言葉の一部分のみです(ほんのちょっと変えてます)。。小夜はこの言葉が結婚式の誓いの言葉とは全然気がついていないという前提で。後で知って驚いたり赤面したり焦ったりするといいなあ。とか。そしてハジ自身も結婚式の誓いの言葉だというのを別に意識していなかったりして。ただ小夜に贈りたい気持ちが溢れた結果の言葉のような感じで・・・・
   そして私。実は。まったく乙女要素が皆無なので、二人が結婚式を挙げなくてもいいのではないか、と思ってしまっているのです(爆)。(でも他所様のところで読んだり見たりするのは好き)。これだけ深く精神的に結ばれているのだから、あえて結婚という形式にこだわらなくても・・・・。『夫婦』とか『恋人』以上の関係を二人には見てみたいと思っていたり。
   今回も、気がつくと甘い言葉はあってもラブシーンなし!orz
   色々すみません。。。。

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